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新しいコインを集めよう(1)おうち時間に”記念コイン”

2020年12月25日
 

目次

おうち時間を楽しもう!コイン収集の世界をご紹介

コイン収集を趣味にしてみようと思ったら、どうやって集めたら良いでしょうか。

 

毎年その年に流通し始めたまだ傷の少ない綺麗な小銭をコツコツと取っておくと、時間と共に年号別のコレクションが出来ていきますし、海外旅行に行って小銭を使い切らずに持ち帰って種類を増やしていくことも出来ます。造幣局の抽選申込やコイン商、インターネットのオークションなどで好きな物を買い集めることも出来ます。

 

 

このように方法は様々ありますが、流通貨幣を集める、自分が生まれる前の古銭を集める、ということの他に、最初から収集されることを目的として鋳造されるお金があります。それが「記念コイン」です。

 

無限に広がる「記念コイン」の世界

「記念コイン」には、歴史的、世界的に著名な人物や場所、事象やイベント等を讃え、後世にその功績や偉業を伝えていく意図が込められています。それらは「記念コイン」のテーマの王道ですが、近年はもっと幅広いジャンルで気軽なテーマへと広がり、誰もがより身近に感じて楽しめるものが増えています。

それは植物であったり、動物や自然の風景、時には映画のヒーロー、アニメのキャラクターや美しい絵画であったりします。このようなテーマを「記念コイン」にする時、貴金属や非貴金属の素材にデザインされた図柄が凹凸に刻印されます。それだけだと普段使っている流通貨幣と見た目はさほど変わりませんが、テーマをより忠実に再現するために、コインに色をつけたものも存在します。

 

コインじゃなくて、オモチャみたい?

カラフルな記念コインは今ではたくさん発行されていて、コレクターの間でも当たり前になっていますが、初めて発行された当時は「これはコインじゃなくてオモチャだ!」などと揶揄されました。確かに最初見た時は少しオモチャっぽく感じたのは事実です。(オモチャも立派なコレクターアイテムなんですけどね…)ですが、時間の経過が価値を育むことがコイン収集の醍醐味のひとつです。20年も時間が経過してみたら、初期の頃の「カラーコイン」は発行当初とはまた違う、味のある立派な収集アイテムになっているのです。次回は「カラーコイン」の歴史を紐解いて行きたいと思います。

 

著者 Author
南の人
最初に入手したコインは1900年のアメリカモルガンドルでした。